時計修理にかかる費用はどのくらい?症状別の料金相場をチェック!

公開日:2023/02/15  最終更新日:2023/01/24


愛着のある腕時計が故障したら、修理に出すことになるでしょう。そのときに気になるのが、どの程度の費用がかかるのか、という部分です。高額であれば新しい時計の購入を検討するでしょう。また修理費用が分からないまま、業者に依頼するのは不安なはずです。そこで当記事では時計修理にかかる費用相場を症状別に解説します。

時計を修理に出す具体的なタイミング

時計の種類によって大きく異なりますが、機械式時計であれば3年から5年に一度が適切なメンテナンスのタイミングです。とくに有名ブランドなどの高級時計になると、故障しても気軽に買い替えることはできません。ホームセンターやディスカウントストアで販売されているような、1,000円から1万円で購入できる時計とは違うのです。故障する前にメンテナンスで不具合を把握することが長持ちさせるコツになります。ちなみにクォーツ式(電池式)の場合はもう少し長持ちして、4年に一度程度がメンテナンスに最適な期間とされています。

使用していない時計もメンテナンスは必要

「長く使用していない時計なら故障推してないだろうし、メンテナンスも不要なのでは?」と思われるかもしれません。実際に時計収納ボックスに入れたままにして長く放置している時計もあるでしょう。しかし、そういった使っていない時計もメンテナンスが必要です。

そもそも時計には内部にパーツが摩擦しないように潤滑油が塗られているのです。しかし長く使っていないと、時計内部の潤滑油が凝固する恐れがあり正常に動かなくなることも少なくありません。したがって、普段はあまり使っていない時計でも定期的にメンテナンスすることをおすすめします。

時計修理にかかる費用の大まかな相場

時計の修理費用は修理内容によって大きく異なります。電池交換程度であれば安く済みますが、部品の交換となると高く付くことも少なくありません。ここでは時計の修理内容ごとの費用相場を紹介します。

電池交換

500円から5,000円程度が目安です。時計の不調でもっとも多いのが、針が動かなくなった、というものです。その原因は電池切れのことが多く、電池を入れ替えるだけで再び動き出します。時計に使われている電池の寿命は、一般的には2年間から3年間程度です。

長いものになると5年間から10年間ほど持つこともあります。電池切れには前兆があり秒針が2秒から4秒ずつ進むと電池交換のサインです。ちなみに電池切れのままにしておくと、液漏れが生じて時計内部に悪影響を与えるおそれがあるので、早急に取り替えましょう。

ベルト部分の破損

1,000円から1万円程度が目安で、高級時計になると数万円程度します。金属製ベルトや革製ベルトも、長く使っていると破損したり汚れが目立ったりすることもあります。新しいものに取り替える場合は、前述の金額がかかるので把握しておきましょう。ちなみに金属製のベルトだと、アルコール剤などを利用して自分でも綺麗にできます。

風防の破損

素材によって異なり、アクリル風防なら6,000円から、ミネラルガラスなら1万円から、サファイヤガラスなら1万5,000円からが目安です。風防とはフェイス部分のガラスのことを指しています。時計の顔ともいえる部分であり、そこにヒビが入ったままだと印象に大きな影響を与えます。問題が生じている場合は早急に対処しましょう。

針の破損

相場は4,000円から6,000円程度です。時計を落とすなどすると時計の針が回らなくなったり、針が取れたりすることも珍しくありません。再発する可能性が高いため、部品交換で対処するのが一般的です。

リューズ交換

5,000円から8,000円程度が目安です。リューズは時刻などを合わせるためのものですが、引っ張りすぎるなどして抜けてしまうこともあります。リューズだけではなくチューブの交換が必要になることもあり、有名ブランド物になると1万円前後することもあります。

オーバーホール

1万円から5万円程度かかることもあります。オーバーホールとは時計のメンテナンスのことであり、時計を分解して掃除します。油の注入やネジの調整など細かな部分も行うため、専門業者に依頼する必要があります。とくに高級時計のオーバーホールは高額が一般的で、3万円から5万円程度かかることも珍しくありません

時計修理にかかる費用を安く押さえるテクニック

時計の修理費用は高額になることもあるため、少しでも安く済ませられる方法が知りたい方もいるでしょう。そんな方におすすめしたいのが、ショッピングサイトの利用です。ショッピングサイトの中には、修理に対応した時計業者が出店していることも珍しくありません。

「時計オーバーホール」などと検索するとでてくるので、でてきた業者の中で安いところを選べばOKです。また、そもそもオーバーホールを定期的にするのも修理費用を安く済ませる一つの方法です。問題点が早く見つかるため、大きな故障を未然に防げます。

まとめ

時計修理にかかる費用を症状別に紹介しました。時計交換程度であれば1,000円程度で対応してもらえます。ただ内部の破損となると、基本的に応相談となるため注意しなければなりません。内部の故障を未然に防ぐためにもメンテナンスは欠かせません。高級時計の場合は、オーバーホールを定期的に行いましょう。故障も早急に発見でき、大きな損傷が出る前に対処できるのでおすすめです。

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